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サルコペニア

  • info1004636
  • 2017年4月25日
  • 読了時間: 2分

私は以前サルコペニアに興味を持ち、横浜市立大学付属市民総合医療センターリハビリテーション科の若林秀隆先生の文献を必死に読みました。

サルコペニアとは、

狭義では『加齢による筋肉量減少』

広義では『すべての原因による筋肉量減少、筋力低下および身体機能低下』です。

現在色々な研究がなされており、定義や概念に混乱が残っている状況ですが私は若林先生同様に広義派です。

我がステーションでは、まさにサルコペニアのご利用者様ばかり!!

ガンのような病気による痩せを

『悪液質』と言います(なんだか悪さしそうな名前でおっかないですね)。

『悪液質』とは、がんだけではなく慢性心不全や慢性腎不全、慢性閉塞性肺疾患などの慢性の消耗性疾患により引き起こされる栄養代謝障害です。

たとえば慢性閉塞性肺疾患の方は体重減少やサルコペニアを認めることが多く、なんと日本では約7割の慢性閉塞性肺疾患の方が体重減少を認めていることが報告されているそうです。

この栄養代謝障害があるご利用者様には多職種で関わっていきたいのが本音なのですが、病院とは違い同じ事業所内に栄養士がいないのが我がステーションの難点。

しかし連携できる栄養士が我がステーションにはおりますので、その栄養士からの評価と医師と相談しながらご利用者様が少しでも長くご自分で自分のことができるようなサポートを看護師でさせて頂きたいと考えております。

リハビリと栄養は切り離せない問題であるという重要な視点で我々は看護ケアを行なっていきます。

 
 
 

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